テレビ朝日「ナニコレ珍百景」(2020年10月18日)で取り上げられていた能面師・大谷慶青(ケイセイ)さん。
読売新聞(2020年10月23日)にも展覧会の記事が掲載されていましたので、伺ってきました。
興味を持った点
- 地元に能面師がいらっしゃったことを知らなかった。
- 偶然テレビで紹介されている瞬間を観ていた。
- 自宅が映ったとき、ひょっとしてと思い確かめてみたらやはり中学校時代の同級生の父親だった。
- 翌日、職場でも話題になり、数日後に夕刊の記事の切り抜きをボスがとっておいてくれた。
- 展覧会が今週末で最終日を迎える。
- ボクの小6の時のあだ名が“能面”だったので、親近感が湧いた。
コレだけ条件が揃えば伺うしかないでしょう?
ご自宅の玄関。480点の作品が所狭しと展示されています。
同時開催で近所の喫茶店にも展示されていますので、総数は千数百点とも。
お話を伺ってわかったこと
- 面の材料は、木曽の檜(ヒノキ)と決まっている。練習用には他の木材を使うこともある。
- 面の色付けは、日本画の材料を使う。膠(ニカワ)・胡粉(ゴフン)など。
- 実際の能舞台で使ってもらうには、いろんなしがらみや営業活動があり、難しい。
今、大ヒット中の【鬼滅の刃】。作中にも天狗、ひょっとこ、狐などのお面が出てきたり、鬼退治のストーリーにも能面とのつながりが深いように感じます。連日、ネットニュースでは有名人がコスプレをしたりして、実写版なら誰々に演じてもらいたい!という話題が出回っていますね。個人的にはアニメの実写版は残念な結果がほとんどなので、創作能舞台として【鬼滅の刃】を上演することができれば、国民の「伝統芸能・能」に関する興味と理解が深まってひいては存続への大きな力になると思います。
番外編(個人的情報)
- 大谷さんの学校卒業後の就職先が、私の現在の職の関連企業であり、いくつかのワードを懐かしがっていらした。
- 息子さん(私の同級生)がとてつもなく走るのが速かったので、元々なのかと尋ねると、自身も陸上部出身で息子さんが小学生の時は無茶苦茶シゴいていたのだそう。中1の時に1500mを4分30秒くらいで走っていた(全国大会にも出場)のを見て、長距離走が苦手なボクを絶望させた張本人です!
- そしてボクは40代後半までマラソンとは無縁の人生を送るのであった。彼の速さが天性のものでないことがわかって、少しホッとしました。
- 当時中学陸上部の顧問が大谷さんの後輩で、絶対的信頼をおいていた。
- ボクの小学1、2年の担任の先生がこちらの面打ち教室にも来られていたらしい。
長い間モヤモヤしていたことの答え合わせができたり、人と人とのつながりを再確認できたり、有意義な時間を過ごすことができました。「面打ちをやらないか?」と、お誘いをいただきましたけれど、ハマってしまうことは自覚してますので、もう少し人生に余裕ができれば門を叩きたいと思います。ありがとうございました。
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