私事ではございますが、11月1日に婚姻届を提出してから21年が経ちました。
ふと思ったのですが、ボクの場合結婚式は10月に行ったので結婚記念日って結婚式の日?それとも婚姻届を提出した日?そもそも同じ日に届出したカップルの割合ってどれくらいあるのだろう。という疑問から少し検索してみました。すると一般的に婚姻届を出した時に「入籍しました。」と使っていた言葉が実は意味が違うということが判明。なので整理する意味で少しまとめてみます。
入籍の本当の意味とは
「入籍」とは戸籍法上の意味では、元々ある戸籍に誰かが入ること。
- 再婚した時に連れ子の戸籍を相手の戸籍に変更する場合。
- 離婚後に子の氏を父親から母親の氏へ変更する場合。
「婚姻」の戸籍法においての意味は、親の戸籍に入っていた一人一人がそれぞれ親の戸籍から抜け(除籍)、夫婦二人の戸籍が新たに作られることを指します。
「結婚」は法律的には「婚姻」といいますので「結婚=婚姻」といえます。
上記の説明で「入籍」と「結婚」は違う意味ということがわかりましたが、なぜ「入籍=結婚」という扱われ方をされるのでしょう?
市民権を得たモノが正解になっていく
有名人が結婚したときに各メディアが「入籍した」と報道しているのをよく目にします。われわれは本来の意味を知る前から当然のように入籍という言葉が使われているので、「結婚」と同じ意味だと認識してしまっているのでしょう。
まあ「結婚しました」よりも「入籍しました」という表現の方がかしこまった感じでカッコ良く聞こえますしね。
結局のところ意味が通じればいいじゃないか!
現代においては同じ意味という扱いで使えばいいと思います。
他人が使っている言葉をいちいち目くじらを立てて、重箱の隅をつつくように指摘するのも寂しいですしね。ただ本来の意味はこうなんだとわかっていて使えばいいと思います。
言葉というものは生きているし日々変化(進化)していっています。日本語でも数百年前のものでは古語辞典なしでは解読が難しいですし、現代においてもひとまわり、ふたまわり若い世代の言葉はなかなかついていけない部分があります。
結婚記念日とはいつのことを指すのか
いくつかの統計をまとめてみますと
婚姻届を提出した日と挙式の日が違うカップルが85〜92%いました。
そこを踏まえた上で結婚記念日を
婚姻届を提出した日とするカップルが70〜77%
挙式の日とするカップルが15%
同日に届出と挙式を行ったカップル8〜11%
でした。
ボクの場合、お酒を飲んだりご馳走を食べたりする言い訳になるので両日ともお祝いすることにしてます。そんなふうに考えているカップルも13%いました。
ともあれ、できるだけたくさんのカップルが素敵な記念日を重ねていけることをお祈りいたします!
コメント